Organs ___ a _silence
2019

Keisuke Tsuchiya, Maya Masuda
Idiation, Hardware

past exibited at SICF20
 


 IBMがpc開発にモジュール方式を導入するのは、1980年代のことだった。規格に合ったモジュールであれば内部はブラックボックスでもかまわないというこの斬新な方式は、多くの企業の開発参加を誘発し、結果的にPCの性能が大幅に向上する契機となった。各モジュールのブラックボックス化とそれに付随するモジュールごとの開発競争はこのような点で、産業発展において必然的なものであり、私たちはそのブラックボックスの中身を恣意的に見ないことにしてきたことになる。  
 本作はモジュラーシンセサイザを題材に、「ブラックボックス」の中にある回路図上の風景を風景画として展示することで、日常生活において恣意的に隠された視点に言及する。