Infinate hexagonal letters
2017

  ホルヘ・ルイス・ボルヘス著『伝奇集』の中に、バベルの図書館という話が収録されている。バベルの図書館は無数の六角形の形をした部屋の集合体でできており、その中には一冊410ページ、1ページに40行、1行に80文字の、考えうる限り全てのありとあらゆる組み合わせでできた本が並んでいる。部屋には螺旋階段があり、部屋の中央には穴がある。死んだものはここから暗闇に投げ捨てられる。
 文学的世界観における世界の最小単位がこれらの部屋なのではないかと考えた作者は、このフォントを用いて科学の最小単位であるAtom(原子)を挑発する。科学が常に”存在している”としている物資も意識されていなければ存在しないのであり、想像の世界であっても、それが認識、定義されていれば、それはもはや現実なのではないだろうか。

Environments: postscript, c++
Form: Font
Size: Dimention variable